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1775.4.19 ARW 現代世界史の始まり

執筆者の写真: 四々縦七四々縦七

1775年4月19日にアメリカのレキシントンで世界大戦のひとつアメリカ革命戦争(ARW、1775年4月19日〜1783年9月3日)が勃発した。この戦争の結果として、最初の国民国家アメリカ合衆国が誕生した。


岡田英弘氏によると「18世紀末からはじまった国民国家化の時代」が現代史の対象だから、現代世界史の始まりを敢えて特定の日とするなら『1775年4月19日』というべきだろう。


現代世界史においてはこれまでのところ7つの世界大戦が勃発しているが、現代世界史の始まりの日に勃発したアメリカ革命戦争も8年超つづいた。革命戦争という現代世界史特有の戦争類型は、フランス革命戦争(FRW、1792年4月20日〜1799年11月9日)、ハイチ革命戦争(1791年8月22日〜1804年1月1日)とつづき、それぞれ7年超・12年超と長期間の戦いを経て、第二・第三の国民国家を誕生させていくことになる。


そして、ナポレオン戦争(NBW、1799年11月9日〜1815年11月20日)において、国民国家フランスの強力な国民軍と戦ったイギリス、ロシア帝国(ロマノフ家)、プロシア王国(ホーエンツォレルン家、後のドイツ第二帝国)、サルデーニャ王国(サヴォイア家、後のイタリア王国)などが国民国家化することになる。


こうして、戦争に強い国民国家という新しい政治形態が、それに支配される植民地化の進展と共に、世界中に伝播して行くことになるのだ。



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