1814.6.12 NBW 南米に国民国家誕生 パラグアイ共和国🇵🇾#104
- 四々縦七
- 2022年5月12日
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1810年5月25日にスペイン副王領リオ・デ・ラ・プラタで五月革命が勃発し、ブエノスアイレスでリオ・デ・ラ・プラタ諸州連合の独立が宣言された。しかし、パラグアイはブエノスアイレス主導の独立を認めず、マヌエル・ベルグラーノ将軍のパラグアイ攻略(Paraguay campaign、1810年9月〜1811年3月)を撃退して、1811年5月14日にパラグアイ共和国としてスペイン副王領リオ・デ・ラ・プラタからの独立を宣言した。
1814年6月12日にホセ・ガスパル・ロドリゲス・デ・フランシアが執政官に就任して、南アメリカ最初の国民国家パラグアイ共和国が成立した。
ホセ・ガスパル・ロドリゲス・デ・フランシア(José Gaspar Rodríguez de Francia)は、1814年6月12日に執政官に就任し、1816年3月13日に初代終身執政官(〜1840年9月20日)に就任した。フランシアの独裁は、スペイン系白人(クリオージョ)と先住民族グアラニー人の集団結婚を政策的に推進し、政策に従わない者を追放・処刑するような恐怖政治だったが、国内の安定をもたらして国民国家が成立する要件を満たしたのだ。
南アメリカにおけるスペイン帝国からの独立運動は、ベネズエラやブエノスアイレス(アルゼンチン)を中心に始まったのだが、内陸で絶妙な僻地であったパラグアイ共和国が一足先に国民国家化を成し遂げたわけである。

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