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地政学の前提
国民国家の夜明け
7つの世界大戦
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岡田氏によると、「1789年、アメリカ合衆国が成立し、その初代大統領ジョージ・ワシントンが就任した。同年にフランス革命が起こって、1799年にナポレオン・ボナパルトが第一統領になり、1804年、皇帝にのぼりつめた。これが世界史上、現代史のはじまりだ」ということになる。
高橋氏によると、地政学とは「地理の政治学」であり、要するに「地理的な条件が一国の政治や軍事、経済に与える影響を考えること」である。そして、地理的な条件とは、「領土やその周辺地域のこと」であり、領土といえば「国同士が争い奪い合ってきたもの」である。だから、地政学とは戦争の歴史を学ぶことである。
戦争とは、国と国が領土を争い奪い合うことである。だから、国が戦争の主体であることは間違いない。しかし、国民国家という形態の国が誕生したのは現代世界史においてであ った。むしろ、国民国家が誕生したがゆえに現代世界史がはじまったと言うべきである。
アメリカ・フランス・ハイチ・パラグアイ・チリなどの革命戦争の勝利による「国民国家の誕生」に加え、ナポレオンに負けなかったイギリス・ロシア・スウェーデンなどの穏やかな「国民国家化」、ナポレオンに手酷く敗れたオランダ・スイス・ドイツ・イタリアなどの「国民国家化」、アメリカのスペイン副王領からの独立に見られる広義の「国民国家の誕生」という4つのパターンがある。
現代世界史に起こった戦争の中から、関与する列強・諸国の数の多さや、国際関係に与える影響の大きさから、7つの『世界大戦』すなわち、アメリカ革命戦争、フランス革命戦争、ナポレオン戦争、英露グレートゲーム、第一次世界大戦、第二次世界大戦、米ソ冷戦、を紹介する。
7つの列強とは、アメリカ、フランス帝国(共 和国)、イギリス(連合王国グレートブリテン)、ロシア帝国(ロマノフ家)、イタリア王国(サルデーニャ王国、サヴォイア家)、ドイツ第二帝国(プロシア王国、ホーエンツォレルン家)そして日本のことである。これら7カ国によって第二次世界大戦までの現代世界史が形作られた。そして、これに1949年10月1日に建国されたばかりの新興国家である中華人民共和国(PRC)を加えた8カ国によって、冷戦後の世界史が形作られている。
植民地(colony)とは、『より強い国の政治的支配下にある国または地域』と定義できる。広義には、衛星国、保護国、併合された国や地域などを含む場合もあるだろう。1415年8月21日にポルトガルがセウタを攻略して、ヨーロッパ諸国による外洋を越えた侵略と植民地化がはじまった。
現代世界史において数多くの戦争が起こり、『国民国家』を含む7つの『列強』が国際社会での存在感を高めていく過程の中で、衰退していった古代の帝国もあった。なかでも国際社会に多大な影響を与えたオーストリア帝国(ハプスブルク家、1278年〜1918年11月12日)、オスマン帝国(1299年〜)、ムガル帝国(1526年〜)、大清帝国(1616 年〜)という4つの帝国の滅亡等について、世界大戦との関係を中心にごく簡単に説明する。